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ZINE / tame vol.3 「流れる」
¥1,500
tame vol.3 「流れる」 —速すぎる世界で、自分のリズムを「溜める」。自然と社会の狭間で呼吸するための記録。 【作品について】 「気づいたら、流れている。止めようとしても、止まらないものばかり。」 tameシリーズ第三弾のテーマは「流れる」です。 効率やスピードばかりが求められる現代社会。その奔流に飲み込まれ、自らの「固有のリズム」を見失いそうになることはありませんか? 本作は、昭和歌謡のメロディに宿る郷愁から、白球が描く放物線の静寂、そして土を耕し、山で命と向き合う狩猟の現場まで、著者が日常の中で見出した「さまざまな流れ」を解剖したエッセイ集です。流されるのではなく、その流れの中に「留まる(tame)」ことで見えてくる景色を、一冊の表現として編み上げました。 【収録内容のキーワード】 記憶の深流: 昭和歌謡や過去の断片が、なぜ今も私たちの心を揺さぶり、流れ込んでくるのか。 人間以外の時間: 樹木が枝を伸ばし、岩が水に削られる。数十年、数百年という単位で流れる自然の法則に身を委ねること。 土の上で生きる: 自転車で山へ向かい、畑を耕す。自分の足で漕ぎ、土にまみれることでしか得られない「本物の手応え」。 淀みを整える: 荒れた土地を耕すことは、自分の内側にある荒野を整えること。内なる淀みを流し、再び歩き出すための儀式。 【作者(私)より】 「流れる」という言葉には、あきらめと救いの両方が含まれています。 川の水が淀めば濁るように、私たちの生命も動き続けることで純度を保ちます。けれど、それは単に社会のスピードに合わせることではありません。 自然という大きな流れの一部となり、自分だけの「間(溜め)」を持つこと。 社会の流れに翻弄され、息苦しさを感じているすべての人へ。この本が、あなた自身の「流れ」を取り戻すための止まり木になれば幸いです。
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ZINE / tame vol.2 「食べる」
¥1,500
tame vol.2 「食べる」 ——いただきますの、手前と奥。36の断片で綴る、命を整えるための食卓。 【作品について】 「食べることは、生きること。そして、自分を飼い慣らす(TAME)こと。」 tameシリーズ第二弾のテーマは「食べる」です。 呼吸と同じくらい当たり前のルーティンになってしまいがちな「食事」。けれど、その輪郭を丁寧になぞってみると、そこには栄養摂取以上の、もっと切実で温かな何かが宿っています。 本作は、泥のついた野菜を洗う手触り、馴染みの店で出される珠玉の一皿、あるいは二日酔いの朝に流し込むビール。そんな日常に散りばめられた「食」にまつわる36の断片を拾い集めたエッセイ集です。 【収録内容のキーワード】 手前と奥: 食材が料理になり、自分の体に入っていくまでの、意識の旅。 必然の味: お気に入りの皿、馴染みの料理屋、売り切れていた鰆のお刺身。思い通りにいかないことも含めた「食」のリアル。 命の根源: 著者のルーツである「おばあちゃんのにゅう麺」。私を深いところで支える、拾った記憶の記録。 覚悟としての食: 社会という荒波の中で、自分を保つために食べ、飲むことへの肯定。 【作者(私)より】 「なぜ、私たちは食べるのか。」 生きるためだけではない、自分の「好き」に素直に向き合い、ちゃんと食べた日は、なぜか少しだけ安心します。 このZineに収めたのは、私がこれまでに拾い上げた、宝石のような「溜め(tame)」の時間です。 コンビニの弁当で済ませる日も、一人で静かにグラスを傾ける夜も。この一冊が、あなたの日常にある何気ない「食べる」を、少しだけ愛おしく思うきっかけになれば幸いです。
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ZINE / tame vol.1 「拾う」
¥1,500
tame vol.1 「拾う」 【作品について】 「気づいたら、拾っている。」 tameシリーズの第一弾となる本作のテーマは、文字通り「拾う」という行為。 世間一般では「ゴミ」「価値のないもの」「ガラクタ」と切り捨てられてしまうものたち。けれど、それらを拾い上げ、自分の手の中で転がすとき、私たちは「誰かが決めたルール」から解放され、ほんの少しだけ自由になれる。 本作は、作者が拾い集めてきたガラクタ、古着、古本などの断片を通じ、不完全なものの中に宿る美しさと、それを自分だけの感覚で「飼い慣らしていく(TAME)」プロセスを綴った一冊です。 【収録内容のキーワード】 ガラクタの解放: 「役に立つか」という機能的な価値から解き放たれ、ただの「物」として愛でる喜び。 飼い慣らされた世界: 効率や正解が求められる社会のルールの中で、忘れてしまいがちな「個人の感性」。 対話としての拾う: 拾ったものと向き合い、どう使い、どう馴染ませるか。それはバラバラになった自分自身の感覚を拾い集める作業。 必然との出会い: 探していないときにふと現れる、自分にとっての「宝物」たち。 【作者(私)より】 「これはゴミではない、私にとっての必然だ」 そう断言した瞬間、その物は世界にたった一つの大切な存在へと変わります。 完璧な新品よりも、歪で、壊れていて、理由のわからないものの方が、私との「対話」を始めてくれます。 私が拾っているのは、単なる物ではなく、この社会で飼い慣らされそうになっている自分自身の「自由」なのかもしれません。 何気ない日常の隙間に転がっている「宝物」に気づくためのきっかけになれば幸いです。
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ZINE / tame 001 「荒れたものを整える」
¥1,500
tame 01 「荒れたものを整える」 —解体されたジャンク雑誌と、パラコードで結い直された、一点ものの根源的記録。 【作品について】 「tame 01」は、作者の創作と生活の根源を記録した、記念すべき最初のZineです。 本作は一冊として同じものが存在しない「一点もの」のプロダクトとして制作されました。 ベースとなっているのは、役目を終えたジャンクのクライミング雑誌。それを一度解体し、同じくジャンクのパラコードで一冊ずつ丁寧に結い直しています。捨てられるはずだった素材を拾い上げ、再び「表現」として整える——。その制作プロセスそのものが、本作のテーマである「tame(ため):荒れたものを整える」を体現しています。 【収録内容のキーワード】 街とゴミ: 誰かの生活の跡が残る、役目を終えたものたちへの愛着。 違和感: 街の中に潜む、壊れたもの、置き去りにされたもの、意味のわからないものへの視線。 生き物と獣: 人の生活と同じ場所で、あるいはその外側で確かに息づく気配。 山と整え: 街を離れた先にある、整えられていない豊かな景色。それらを拾い、並べ、再び「使える形」へと変えていく記録。 【プロダクトの特性:一点ものの魅力】 唯一無二の装丁: ジャンク雑誌を解体して使用しているため、一冊ごとに表紙や質感が異なります。 パラコードによる結束: 頑丈なパラコードで結われたその姿は、本であると同時に、持ち運ぶための「道具」のような佇まいを持っています。 ランダム出荷: どの表情の一冊が届くかは、お手元に届くまでのお楽しみです。一期一会の出会いをお楽しみください。 【作者(私)より】 「なぜ拾うのか」 その問いへの答えは、自分の中にずっとあった「ゴミのようなものが気になってしまう」という根源的な感覚にあります。 街のゴミと、山の恵み。一見正反対に見えるそれらは、どちらも「ただそこにあるもの」として等しく存在しています。 それらを拾い、整え、再び暮らしの中で使っていく。そんなささやかで、けれど私にとって大切な「tame」のプロセスを詰め込んだこの作品が、あなたの手に馴染む一冊になることを願っています。
